き っ ぷ の い ろ い ろ | |||
●切符について 乗車券類の種類には色々ありますが、大別して「普通乗車券」・「特急券」・「急行券」・「寝台券」・「入 場券」などとなります。 さらに、各乗車券類は、年代によっても地域によってもデザインが様々で、研究するにもその数・種類 が膨大で、頓挫してしまったという方もいるのではないでしょうか。 本カテゴリーは、少数なのですが、切符愛好家の方の資料の一助となれば幸いです。 ●地色について きっぷには、色々な「色」がありますが、国鉄・JRを例にとりますと、4色を使用していて、淡赤色・淡紫 青色・淡黄緑色・淡褐色となっています。 その用途は、 淡 赤 色:普通乗車券(片道100kmまでの近距離) 急行券(座席指定なし) 自由席特急券・特定特急券 淡紫青色:普通乗車券(片道100kmを超える遠距離・一部の近距離券) 普通乗車券と普通急行券との連綴券 淡黄緑色:グリーン券・寝台券・座席指定券 淡 褐 色:急行券(座席指定券) 特別企画乗車券(例えば「エアポートシャトルきっぷ」など) などとなっています。 ●地紋について 地紋は、切符の偽造・改ざん防止や発行したところが分かるように導入しました。 下に地紋の見本を掲載します。 ※ご注意 このカテゴリーに掲載されている画像は、管理者が撮影したものですので管理者に著作があります。 が、右クリックでの保存はできますので、個人的な活用、例えば「壁紙」・「個人資料」のみの目的であ れば活用して下さい。 ただし、あくまでも個人的な活用の範囲内にとどめて下さい。また、活用方法も、公共の秩序維持に反 することを禁止いたします。 ちなみに画像にある「きっぷ」は、手元にはございませんので、お譲りすることはできません。 |
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地 紋 い ろ い ろ | |||
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美幌駅普通乗車券 JR北海道発足当時である、63.1.6の普通乗車券です。 地紋は、JR北海道の「JR」に「北」があしらわれている文様に、「北」と「北海道会社線」の印刷があります。 地紋・印刷ともに歴としたJR北海道のきっぷです。 |
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網走駅普通乗車券 JR北海道発足当時である、63.1.6の普通乗車券です。 地紋は、国鉄の「JNR」に「こくてつ」の文様で、「北」とJR北海道を意味する印刷があります。 地紋は「国鉄」、印刷は「JR北海道」という官民・新旧一体となった異色のコラボレーションきっぷです。 |
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中湧別駅普通乗車券 地紋は、国鉄の「JNR」に「こくてつ」の文様の、歴とした「国鉄」のきっぷです。 何ら違和感はありません。 |
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湧別駅普通乗車券 地紋は、JR北海道の「JR」に「北」の文様で、「北」と「北海道会社線」の印刷があります。歴とした「JR北海道」のきっぷです。 ですが「○ム」の文字があります。 ○ム券とは、簡易委託乗車券のことで、駅員を配置していない駅で近傍の商店などにきっぷの発売を委託する場合に用いるきっぷです。 ローカル線には、経費節減のため無人駅が多数あります。駅員がおらず、旅客の取り扱いをしない「無人駅」もあれば、駅員はいませんが非職員がきっぷを売ってくれる「無人駅」もあり、この「簡易委託」されている駅を探すのも旅の楽しみではないでしょうか。 |
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◆普通入場券 | |||
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標茶駅入場券 平成13年に券売機で発売された入場券です。 ぺらぺらですね。 最近の改鉄鋏はスタンプ式となっています。 |
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遠軽駅入場券 平成20年に券売機で発売された入場券です。 これもぺらぺらです。 自動改札機対応となっています。最近では、通し番号の入っているところに、購入時刻が入っています。 この時刻は、運用上様々なことに利用されています。ちなみに、各会社で異なると思いますが、入場を2時間と制限されているところもありますので、「入場券」を見れば何時まで入場して良いか分かります。 駅などで写真を撮る場合、非常に役に立ちます。 |
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根室標津駅入場券 JR北海道 旧標津線の駅です。 昭和50年に発売された入場券です。 硬券ですね。サイズはB券 駅名の上に「普通入場券」と印刷されたタイプです。 |
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川北駅入場券 JR北海道 旧標津線の駅です。 昭和56年に発売された入場券です。 これも硬券ですね。サイズはB券です。 駅名の下に「普通入場券」と印刷されたタイプです。 また、紙質はボール紙風で黄色っぽい色の紙です。 |
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置戸駅入場券 ちほく高原鉄道の駅です。 平成14年に発売された入場券です。 これも硬券ですね。サイズはB券です。 JR北海道の入場券と同じタイプですが、こちらは光沢のある白色となっています。 |
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根室駅入場券 JR北海道 根室本線(花咲線)の駅です。 平成13年に発売された入場券です。 これも硬券で、サイズはB券です。 JR北海道会社線ですので「北」のマークが付いています。 この「北」を、発区分記号といいます。これは、発行した会社を示すためのものです。 改札鋏は、スタンプタイプのものとなっています。 |
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札幌駅入場券 JR北海道 函館本線の駅です。 平成12年に発売された入場券です。 これも硬券で、サイズはB券です。まっさらですね。 |
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◆観光旅行記念入場券 | |||
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倶知安駅入場券 平成12年に発売された入場券です。 硬券タイプのD型券です。 印刷は黒色のみとなっています。 もちろん入場券として使用できます。 |
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美幌駅入場券 昭和57年に発売された入場券でしょうか? 硬券タイプのD型券です。 カラー印刷で「特急オホーツク運転」の小児用記念入場券ですが、「見本」となっています。 ですからこの切符は使えません。 |
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◆普通乗車券 | |||
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帯広駅乗車券 昭和57年に発売された金額式の片道乗車券です。 硬券タイプのB型券で、「国鉄線」と印刷されています。 地紋は赤色です。 |
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常呂駅乗車券 昭和50年に発売された「から〜ゆき」の一般式の片道乗車券です。 硬券タイプの確かB型券です。 地紋は多分赤色です。ヤケてます。それに常呂駅の改札鋏が入鋏されてます。 |
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中標津駅乗車券 旧国鉄 標津線 中標津駅の乗車券です。 昭和59年に発売された「から〜ゆき」の一般式の片道乗車券です。 硬券タイプのB型券です。 地紋は赤色です。入鋏はされてません。 |
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計根別駅乗車券 旧国鉄 標津線 計根別駅の乗車券です。 昭和59年に発売された矢印式の片道乗車券です。 硬券タイプのB型券です。 地紋は赤色です。入鋏はされてません。 |
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中標津駅乗車券 旧国鉄 標津線 中標津駅の乗車券です。 昭和56年に発売された一般式の片道乗車券です。 硬券タイプのA型券です。 地紋は青色です。改札鋏が入鋏されています。 |
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網走駅乗車券 JR北海道に変わってからの石北本線 網走駅の乗車券です。 昭和63年に発売された一般式の片道乗車券です。 硬券タイプのB型券です。 地紋は赤色です。改札鋏が入鋏されています。 |
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西春別駅乗車券 旧国鉄 標津線 西春別駅の乗車券です。 昭和60年に発売された準常備式の片道乗車券です。 硬券タイプですが、何型でしょうか。D型のようにも思いますが、手元に来るのは切った後の「きっぷ」…。 地紋は青色です。改札鋏が入鋏されています。 |
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◆急行券 | |||
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網走駅急行券 昭和62年に発売された普通急行券です。 硬券タイプのA型券で、地紋は赤色です。 |
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浜小清水駅急行券 昭和51年に発売された普通急行券です。 硬券タイプのA型券で、地紋は赤色です。 発駅を記入するタイプですが、「浜小清水」であるはずのゴム印が、「浜小清」で「水」がありません。 ミスか? |
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札幌駅急行券 昭和49年に発売された普通急行券です。 硬券タイプのA型券で、地紋は青色です。 普通乗車券と普通急行券がドッキングしたタイプです。 画像にはありませんが、昭和56年のものを見ると、同じドッキングタイプの「D型券」があります。 日付は、普通乗車券側と普通急行券側に、それぞれ印字していて、改札鋏もそれぞれ入鋏していることが分かります。 |
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根室駅急行寝台券 昭和57年?に発売された急行列車用寝台券です。 硬券タイプのD型券で、地紋は緑色です。 列車名、発駅と着駅を記入するタイプです。これは、発売駅の根室駅に急行列車が発着しないためと思われます。 発着していれば、「根室→」となっていたでしょうか?。 画像は、夜行列車「急行まりも」のきっぷです。 |
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◆特別急行券 | |||
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斜里駅特急券 昭和58年に発売された自由席特急券です。 硬券タイプのD型券で、地紋は赤色です。 |
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釧路駅特急券 昭和48年に発売された指定席特急券です。 硬券タイプのD型券で、地紋は緑色です。 乗継特急券について この乗継特急券は、北海道内と本州とを「青函連絡船」を介して特急、急行を乗り継ぐ場合に後者の急行料金、座席指定料金を半減した特急券です。 |
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札幌駅特急券 昭和59年に発売された特定特急券です。 硬券タイプのA型券で、地紋は赤色です。 特定特急券について この特定特急券は、100kmを少し超える駅の区間を指定して、特急料金を格安にする自由席特急券です。 乗車駅と下車駅を指定しています。 |
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千歳空港駅特急券 昭和57年に発売された特定特急券です。 硬券タイプのD型券で、地紋は赤色です。 乗車券と特定特急券とがドッキングしているタイプです。 ちなみに、「千歳空港駅」は、80.10.1に国鉄「千歳空港駅」として開業。 87.4.1、国鉄分割民営化によりJR北海道へ。 92.7.1、新千歳空港駅が開業され、同じ「空港駅」では紛らわしいため、「南千歳駅」に改称されました。 |
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遠軽駅特急券 平成20年に発売された自由席特急券です。 軟券タイプのA型券で、地紋は赤色です。 25kmまで300円で、この自由席特急券は、近距離きっぷの自動販売機で購入できます。 |
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◆マルス端末券 | |||
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札幌駅特急券 きっぷの販売を出札掛がアナログで行っていた頃には、色々と不手際があったそうです。座席の二重販売などなど。 そのようなご販売を防止するため、きっぷ販売を全国一括管理するシステムを開発しました。 電磁予約システム(MARS:マルス)です。 最近では、どの駅に行ってもマルスできっぷを買うことができます。都心に行けば、自分で指定席特急券を券売機で購入することもできます。 「MR」や「MV」といったのがそれです。 |
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特別企画乗車券(札幌駅特割切符) 上のきっぷの続きですが、このきっぷは、「オホーツク特割きっぷ」で、特定の特急に限り利用できた企画乗車券です。 乗車券に押されたゴム印は、有効期間・改札・乗車記念印です。 |
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釧路駅往復券 なんの変哲もない只の往復券の「ゆき」普通乗車券です。 |
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釧路駅往復券 なんの変哲もない只の往復券の「かえり」普通乗車券です。 駅員さんに、「乗車記念にきっぷください。」とお願いしたところ、「無効印」を押して頂きました。 |
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釧路駅指定席券 この指定席券は、「SL冬の湿原号」のものです。 このイベント列車は、普通列車であり、特別急行でも、普通急行でもありません。 ですが、座席が全席指定のため指定席料金が別途必要となります。 |
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立川駅乗車券 立川から長坂までの普通乗車券です。 このきっぷは、券売機で自分で購入したものです。 |
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立川駅自由席特急券 立川から甲府までの自由席特急券です。 このきっぷは、券売機で自分で購入したものです。 |
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車内補充券 甲府から長坂までの車内補充券(自由席特急券)です。 同一列車内で、単に下車駅を変えるだけであれば、差額分を支払えれば足りますが、一度列車を下車した場合は、下車駅からの自由席特急料金が発生します。 これは、そのときの車内補充券です。はっきり言って時刻表をよく見ていなかった失敗談です。エヘヘ。 |