◆特急型電車 
785系
 札幌−旭川間を線区とする函館本線の輸送力アップと輸送速度アップを目的として製造された交流型特急電車です。
 車体は軽量ステンレス製で、愛称表示器はLEDを採用しています。
 当初の運用に使用された特急名「スーパーホワイトアロー」のロゴ「SWA」は、現在でも車体側面に残っています。
785旭川駅  785系
 90年から運用を開始している、JR北海道の交流型特急電車です。
 運用区間は、函館本線の「札幌−旭川間」で、130km/h運転を可能とした車両です。
 製造当時は、「特急スーパーホワイトアロー」として札幌−旭川間を結ぶ代表的な特急でしたが、08年現在は、ダイヤ改正により、同区間ですが、「特急スーパーカムイ」として運用されています。
785旭川駅 785旭川駅
更新2008.02.25
789系1000番台
 以前は、781系で運用していた函館本線でしたが、781系の老朽化が進み、新型車両での運用を余儀なくされました。
 そこで登場したのが、785系と同等の性能を有した789系でした。
 0番台との相違点は、前頭部の貫通扉廃止、乗務員用の側扉を設置、愛称表示器および行先表示器のフルカラー表示対応LEDです。
 また、号車表示と設備表示を785系と同様に、ピクトグラム表示のステッカーを使用しています。
789_1000旭川駅  789系1000番台
 07.10.1ダイヤ改正から運用を開始している、JR北海道の交流型特急電車です。
 運用区間は、函館本線の「札幌−旭川間」で、785系と同等の運転を可能とした車両です。
 785系とともに「特急スーパーカムイ」で運用されています。
 函館−八戸間を結ぶ「特急スーパー白鳥」で使用されている789系列です。
789_1000旭川駅 789_1000旭川駅
789_1000旭川駅 789_1000旭川駅
更新2008.02.21
◆特急型気動車 
キハ183系
 キハ80系老朽のため81年から製造された北海道向け特急型気動車です。
 キハ183系の先頭車には、非貫通型の0番台、キハ184を先頭車改造した100番台、0番台の出力アップ改造車200番台、貫通型の500番台・1500番台、130km/h対応の1550番台、1500番台のブレーキ等を改造した3550番台、120・130km/h併用に改造した4550番台があります。
183-0遠軽駅  キハ183−0番台
 札幌−網走間を結んでいる、「特急オホーツク」の遠軽側先頭車で運用されています。
 「特急オホーツク」は、1日4往復(最速5時間15分)運行していて、全て183系0番台・200番台で運用されるのを基本としていますが、検査等の理由により、100番台の運用や500番台の増結も見られます。
183-4旭川駅  キハ183−0番台
 「特急 旭山動物園号」
 札幌−旭川間を結ぶ臨時特急列車です。
 07.4.28から運転を開始し、全車指定席で多客臨時列車として運転されていています。
 使用車両は、キハ183系0番台4両で、動物をあしらったラッピングを施しています。
183-4旭川駅  キハ183−0番台
 運転日は、08年02月ダイヤですと、
  9021D 札幌 8:26発 旭川10:07着
  9024D 旭川16:05発 札幌17:46着
となっています。
 編成は、
  1号車 キハ183-3 「ホッキョクグマ号」旭川方
  2号車 キハ182-47「ライオン号」
  3号車 キハ182-48「チンパンジー号」
  4号車 キハ183-4 「ペンギン号」   札幌方
  です。
183-200遠軽駅  キハ183−200番台
 93年から改造された出力アップ化車両で、120km/h走行が可能となりました。
 当初、「特急オホーツク」・「特急おおぞら」・「特急とかち」にの運用に組み込まれていました。
 「特急オホーツク」には、車販室が設置されています。
183-200釧路所 183-200車内釧路所
183-101釧路所  キハ183−100番台
 84・85年に、中間電源車キハ184を先頭車改造したもので、合計4両が改造され、通称「ぼうず」と呼ばれています。
 釧路運輸車両所所属の「キハ183−101」です。
182-108釧路所  キハ182−100番台
 96年に、中間車キハ182に回送用運転台を設置した改造車で、元の番号に100を加えた番号を与えられています。
 釧路運輸車両所所属の「キハ182−108」です。
183-500柏林台駅  キハ183−500番台
 「特急とかち」は、札幌−帯広間を1日2往復の運用となっていて、最速は2時間46分で結んでいます。
 「特急とかち」は、全てキハ183系500・1500番台k運用となり、最高速度は120km/hです。
 86.11.1ダイヤ改正により「特急おおぞら」に登場した特急型気動車で、キハ183系500番台の投入により、「特急おおぞら」におけるキハ80系の運用はなくなりました。
 同時にキハ183系1500番台も製造・運用されています。  500番台は電源装置がなく、トイレと洗面所がありますが、 1500番台は4両に給電が可能な電源装置を搭載していますが、トイレと洗面所はありません。
 キハ183系には、エンジンの出力アップされた550・1550番台や130km/h運転化改造された3550番台、130km/h及び120km/h併用運転化された4550番台があります。
183-5200遠軽駅  キハ183−5200番台
 92年に登場した、JR北海道のジョイフルトレインで、「スノーレインボーエクスプレス」の愛称で親しまれている特急型気動車で、最高速度は130km/hとなっています。
 最近では、「流氷特急オホーツクの風」(運転日2.2〜3.9)として季節運用されています。以前は「オホーツク流氷号」と呼称されていました。
 この車両は、全てハイデッカーで5両編成となっていて、中間には2階建付随車「キサハ182−5201」が組み込まれており、1階はビュフェ・2階はラウンジの造りになっています。
更新2008.02.28
キハ281系
 94.3.1から札幌−函館間の時間短縮のため「特急スーパー北斗」に運用が開始された北海道向け振子式特急型気動車です。
 JR四国で使用されている2000系気動車の特性を進化させ製作されました。
 最高速度130km/とし、さらに曲線通過速度を本則プラス30km/hというスピードアップ化を実現したことにより、札幌−函館間をキハ183系運用よりも約30分短縮したことにより、最速3時間で運行することが可能となりました。 
281札幌駅  キハ281
 特急スーパー北斗  札幌−函館間を結んでいます。  1日7往復を運転し、全区間を約3時間10分で結ぶ。
更新2008.01.27
キハ283系
 97.3ダイヤ改正から札幌−釧路間の時間短縮のため運用された北海道向け振子式特急型気動車です。
 「特急スーパー北斗」として使用されているキハ281系の特性を生かしさらに進化すべく製作されました。
 車体の軽量化と強力なエンジンの搭載、曲線を高速度走行するための振子機能で、札幌−釧路間3時間40分台(登場時)という高速走行を実現しています。 
283釧路駅  キハ283
 特急スーパーおおぞら  札幌−釧路間を結んでいます。  1日7往復 最速3時間35分
283帯広駅  キハ283
 特急スーパーおおぞら3号
 下り釧路ゆき4003Dです。
 帯広駅 1135発 @番線 釧路方先頭車です。
283札幌駅  キハ283
 「特急スーパーとかち」の283系運用の車両です。
 札幌駅にて撮影しました。
更新2008.01.27
キハ261系
 キハ261系0番台は、00.3.11から札幌−稚内間の時間短縮のため運用を開始した、車体傾斜システムを取り入れた特急型気動車「特急スーパー宗谷」の運用は一日2往復です。
 このキハ261系0番台は、「特急スーパーとかち」で使用されているキハ261系1000番台とは、塗色などが変更されていて、先頭車の形状も異なるものとなっています。 
261旭川駅  キハ261系0番台
 00年3月に登場した 「特急スーパー宗谷」は、札幌−稚内間を結んでいて、1日2往復の運用となっていて、全区間を最速4時間57分で結んでいます。
261-1000帯広駅  キハ261系1000番台
 07.10.1ダイヤ改正から、「特急スーパーとかち」として札幌−帯広間の時間短縮のため運用を開始した車体傾斜システムを取り入れた特急型気動車で、全区間を最速2時間25分で結んでいます。
 この列車は、帯広方キロ261−1102、札幌方キハ261−1201運用の、「特急スーパーとかち4号」です。
 キハ261系1000番台「特急スーパーとかち」は1日2往復の運用で、残りの1往復はキハ283系が使用されています。
DC261-1000帯広駅 DC261-1000帯広駅
更新2008.02.21
◆一般型電車(中距離用) 
731系
 96年から製造されたJR北海道の中距離用電車です。
 711系の置き換えとして開発され、96.12.24営業運転を開始ししました。
 731系は、ロングシートを採用していて車内が充実している。また、キハ201系との協調運転を実現するため、総括制御装置を搭載している珍しい車両です。
 協調運転は、97.3ダイヤ改正から実施されています。
731札幌駅  731系
 運用区間は、函館本線の「小樽−滝川間」区間快速「いしかりライナー」、及び、千歳線・室蘭本線「白石−苫小牧間」です。
 所属は札幌運転所で、札幌近郊の通勤電車として運用されています。
更新2008.01.27
◆一般型気動車 
キハ40系
 77年から、富士重工などで製造されたキハ40系をワンマン改造した北海道向けの気動車です。
 90年から改造を開始し、主な改造点は、両運転台の設置、料金箱・運賃表の設置、戸閉め・放送装置の設置などです。 
40遠軽駅  キハ40−700番台
 JR北海道の各路線を疾走している車両です。
 釧路運輸車両所のヤードにて展示中の車両です
40-301札幌駅  キハ40−300番台
 JR北海道の札沼線(札幌−石狩沼田間)用の車両で、キハ40−700番台からの改造車です。
 95年から改造が開始され、主な改造点は、機関換装・座席3列化・デッキの仕切撤去・ツーマン化等です。
40-819旭川駅  キハ40−800番台
 JR北海道の各路線を走る一般型気動車で、キハ40−700番台と同様の車両です。
 画像は、函館本線(滝川−旭川間)を運行する800番台です。  90年から94年にかけて、100番台をワンマン運転化工事を行っています。
40釧路所  キハ40−1700番台
 JR北海道において、03年度からキハ40系700番台に延命化改造を実施した車両です。
 主な改造ヶ所は、エンジン換装や、屋根に設置された水タンクを撤去した点などです。
 釧路運輸車両所の車庫にて点検中の車両です。
更新2008.02.28
キハ54系
 86年から、富士重工などで製造された北海道向けの気動車です。
 JR化される前の「国鉄」時代に低コストで製作され、廃車発生品を利用しています。エンジンは2機搭載され、冬季・峠の走行に強力なパワーが発揮されています。 
54旭川  キハ54−500番台
 JR北海道の各路線を疾走している車両です。
 旭川運転所のヤードにて展示中の車両です
DC54旭川 DC54_side旭川
更新2008.02.28
キハ150系
 93年から、富士重工などで製造された北海道向けの気動車です。
 固定式の窓を設置し、北海道の気動車としては初の冷房を装備した車両です。 
150帯広駅  キハ150系
 JR北海道の主に富良野・函館本線を疾走している車両です。
 この車両は、キハ150−7「快速狩勝」で、旭川−帯広を結んでいます。
更新2008.02.01
◆鉄陸両用車輌 
 DMV
 DMVは、一般道路と線路上を走行する目的で製作された車両で、デュアル・モード・ビークルと呼ばれています。
 07年には、浜小清水−藻琴間の線路上11km鉄路11kmを試験営業しています。
 車籍は、釧路運輸車両所で、試験営業には、2両を使用しています。
DMV浜小清水駅  DMV
  DMVは、一般道路と線路上を走行する目的で製作された車両で、デュアル・モード・ビークルと呼ばれています。
 07年には、浜小清水−藻琴間の線路上11km鉄路11kmを試験営業しています。
 車籍は、釧路運輸車両所で、試験営業には、2両を使用しています。
更新2008.01.27
◆三セク気動車 
 CR70・CR75
 88年にCR70を8両を、89年にCR75を4両を、それぞれ、「ふるさと銀河線」開業時に新潟鐵工所で製造した車両です。
 「ふるさと銀河線」は、池田−北見を結ぶ路線で、89.6.4、JR北海道「池北線」が廃止され、第三セクターとして引き継いだ路線ですが、経営難から06.4.21に廃止されました。
70陸別駅  CR70
 88年、ふるさと銀河線開業とともに新潟鐵工所において製造された気動車です。(廃止時には6両でした。)
 車  重:28t
 定  員:102名(座席46名)
 装  備:カセットテープデッキ
 共通諸元は以下のとおりです。
 寸  法:16300×2998×3761(車長×車幅×車高)
 エンジン:直列6気筒DHF13HSディーゼル
 出  力:250ps/2,000rpm
75-1陸別駅  CR75
 89年、ふるさと銀河線運用のため新潟鐵工所において4両製造された気動車で、車体や機器類等はCR70系と同じですが、相違点は池田方のドア付近に飲み物の自販機が設置されている点です。 (廃止時には3両でした。)
 車  重:28.5t
 定  員:100名(座席45名)
 装  備:AV装置
75-2陸別駅  CR75−2
 89年、ふるさと銀河線運用のため新潟鐵工所において4両製造された内の1両で、02.11.2ラッピング列車として運行を開始しました。
 この列車名を公募し、「999イエロー号(スリーナインイエロー)」と命名されました。
75-3陸別駅  CR75−3
 89年、ふるさと銀河線運用のため新潟鐵工所において4両製造された内の1両で、02.11.2ラッピング列車として運行を開始しました。
 この列車名を公募し、「999シルバー号(スリーナインシルバー)」と命名されました。
75-101陸別駅  CR75−101
 89年、ふるさと銀河線運用のため新潟鐵工所において4両製造された内の1両で、イベント列車仕様として導入されました。 (廃止時には1両でした。)
 車  重:28.5t
 定  員:104名(座席44名)
 装  備:AV装置
更新2013.02.02



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